GIGAschool 専門商社によるGIGAスクール構想の実現に向けた最適な商品のご提案

GIGAスクール構想とは
文部科学省より、義務教育を受ける児童生徒のために、1人1台の学習用PCと高速ネットワーク環境などを整備する5年間の計画です。その目的は子ども一人一人の個性に合わせた教育の実現にあります。
さらに、教職員の業務を支援する「統合系校務支援システム」の導入で、教員の働き方改革に繋げる狙いもあります。
- GIGAスクールの
ねらいは何?
-
すべての小中学生1人1台のパソコンと高速大容量の通信ネットワークの整備を掲げています。
人工知能(AI)ドリルなどの先端技術を活用することで、個別の児童・生徒に最適化した学習システムを学校現場に普及させることが狙いです。
- 導入の背景は?
- 超スマート社会「ソサエティー5.0」時代の子どもたちの教育に、ICTを基盤とする先端技術の活動が求められています。その一方で、現在の学校のICT環境の整備は遅れており、自治体間の格差は大きいです。その為、全国一律のICT環境の整備を急いでいます。
- 新型コロナウイルスの
影響はあるの?
- 当初は2023年度の達成を目指していた小中学校への1人1台のパソコン整備を前倒しする計画です。災害や感染症の発生などによる学校の臨時休校などの緊急時でも、ICTを活用し、すべての子どもの学習を保証する環境整備を目指しています。
GIGAスクールに使われる部材とは?
Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)の略。構内ネットワーク(LAN)を構成する機器間をつなぐ通信ケーブル。
信号を伝達する光ファイバーや銅線を樹脂やゴムなどで覆った線状の部品で、両端に機器に接続するためのコネクタを取り付け使用します。Ethernet(イーサネット)LANなどで利用されるツイストペアケーブル(より対線)で、ノイズを遮断するシールド被覆の有無からSTP(Shielded Twist Pair)ケーブルとUTP(Unshielded Twist Pair)ケーブルがあります。

LANケーブルの規格(カテゴリ・グレード)
LANケーブルは、カテゴリという規格で分かれており、通信速度・周波数の違いで分かれています。カテゴリの数字が高いほど通信速度は速くなります。
文部科学省「GIGAスクール構想の実現 標準仕様書」において、「カテゴリー6A(CAT6A)以上、最大 10Gbps の通信が可能」と設定されているため、CAT6以上のLANケーブルが必要となります。
カテゴリー6
ケーブルの中央に十字の仕切りが入っており、1対(2線)ずつに区切られている。
その為カテゴリー5eと比べ、より厳しい耐ノイズに優れている。
1000BASE-TX 10Gビット/秒のLAN向け
規格 | CAT5 | CAT5e | CAT6 | CAT6A | CAT7 |
---|---|---|---|---|---|
通信速度 | 100Mbps | 100Mbps | 100Mbps | 100Mbps | 100Mbps |
10BASE-T | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
100BASE-T | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
1000BASE-T | × | × | × | × | × |
1000BASE-TX | × | × | × | × | × |
10G-BASE-T | × | × | × | × | × |
伝送帯域 | 100MHz | 100MHz | 100MHz | 100MHz | 100MHz |
LANケーブルの規格(カテゴリー)別の通信速度を計測しています。 |
規格 | 利用環境・おすすめ |
---|---|
CAT5 |
すでにほとんど販売もされていませんが、おすすめではありません。 現在、HUBなど価格も下がっており、100MbpsでLANを使用するケースが少なくなっています。 CAT5のLANケーブルを使用している場合は、cat5e以上に変更することをお勧めします。 |
CAT5e |
一般家庭や数名程度の企業・店舗の場合は、安価なCAT5eをお勧めします。 ほとんどのパソコンや通信機器は1Gbpsとなっており、さらに上位のカテゴリーLANケーブルを使用しても 通信速度には大きく影響しないことがほとんどです。 |
CAT6 |
大企業やパソコン・サーバが多い企業・店舗にお勧めします。 CAT5eと通信速度は一緒となりますが、ケーブルの形状により同時使用時の通信速度に影響します。 |
CAT6A |
GIGAスクール構想向けにお勧めです。 小・中・高等学校の教室内環境を整えるに適しています。 CAT6が1GBPSですが、CAT6Aは10Gbps通信速度がはるかに進んでいます。 |
CAT7 |
ノイズが多い場所で高速に通信したい方にお勧めします。 ケーブルの二重シールド(STP)や接合部の金メッキなどにより外部から干渉に強い仕組みとなっています。 |
「UTP」と「STP」の違い
ケーブル内のシールド(アルミ箔による保護)の有無によりノイズ耐久性に違いがあります。
UTPとSTPを外見から見分けることは出来ないため購入時に注意してください。
ただし、一般的にCAT6以下はUTP、CTA7はSTPとなります。
-
UTP
一般的なLANケーブルです。
LANケーブル内部はシールドが施されていません。家庭や企業でのノイズはUTPケーブルで十分対応できます。
このため、販売されているCAT6までのLANケーブルはほとんどがUTPとなっています。 -
STP
ノイズを強化したLANケーブルです。
LANケーブル内部はシールドが施されており、ノイズに対応しています。
シールド;アルミ箔で保護されています。UTPと比べると価格が高くなっています。CAT7対応ケーブルはSTPケーブルとなっています。
「単線」と「より線」の違い
ケーブル内の芯線により通信の安定性などが違います。単線とより線を外見から見分けることは出来ないため購入時に注意してください。感覚とはなりますが、柔らかいケーブルはより線で固いケーブルは単線となります。また、フラットケーブルと極細ケーブルはほとんどがより線となります。
単線導体は銅線1本で構成されており、伝送特性にすぐれ距離の長い幹線系配線に適しています。撚線導体は細い銅線を撚り合わせて1本の導体を構成しています。やわらかく屈曲性にすぐれ、デスク周りの取りまわしなどに適しています。10m以上は単線、5m以下は撚線が適しています。
-
単線
1本の芯線に1本の銅線が
使用されたケーブルです。より線に比べて通信の安定性が高くなります。
通信を考えるとより線より単線の方がお勧めとなります。ケーブルが固くなるため、より線に比べて配線の取り回しが若干面倒となります。 -
より線
1本の芯線に複数の銅線が
使用されたケーブルです。単線に比べて通信が安定が低下します。
ケーブルは柔らかく取り回しが楽なため、持ち運びなどに便利となります。
短いLANケーブルで取り回し重視の場合はより線を選択します。
「ストレート」と「クロス」の違い
以前は「ストレートケーブル」と「クロスケーブル」を厳密に使い分ける必要がありましたが、現在はネットワーク機器が自動判別する機能を備えており、ほとんどのケースで「ストレートケーブル」が利用出来るようになっています。
一般的には「ストレートケーブル」を使用すると判断ください。
特長
- Cat.6A チャネル特性を十分に満足した無遮へい(UTP)パッチコード
- エイリアンクロストークに対応
- 撚線導体を用いており可とう性に優れている
- RJ-45プラグ両端加工品にて販売
- 環境に優しい鉛フリーPVCを採用(EMケーブルも対応可)
